ロンドンオリンピックと私について

夜中深夜に、興奮しながら日本人選手の活躍をテレビで応援し(特に男女のサッカーなど)、次の日には寝不足でぼーっとしていたロンドンオリンピック(第30回夏季オリンピック)も終わり、早くも約一ヶ月が過ぎようとしています。
期間は2012年7月27日から2012年08月12日でした。
期間中・期間後もインターネットやTVでは、活躍した選手の話題で毎日にぎわっていましたが、やっと普段の落ち着きが戻りつつある今日この頃です。
しかし、4年後のブラジル・ディオリジャネイロ大会へのカウントダウンが既に始まり、他のオリンピックもそうであった様にロンドンオリンピックも過去の産物として記憶の隅へと追いやられることでしょう。
そんなロンドンオリンピックの数々の場面を、なるべく一視聴者である"私の記憶"に鮮明に留めておく為に"私なりの感想"も少し交えながらここに記していこうと思います。

オリンピックでの日本人選手の活躍は視聴者にとっても歴史の一頁

シドニーオリンピック・金メダルの高橋尚子

今回のロンドンオリンピックは、第30回の夏季オリンピックでありますが、幾つかさかのぼって思い返してみますと、カナダ・モントリオール大会(1976年)の体操女子コマネチの10点満点、アメリカ・ロサンゼルス大会(1984年)の陸上100m等のカールルイスや柔道の山下泰裕、日本の資金援助のおかげで何とか開かれたが、史上最悪のオリンピックと称される韓国・ソウル大会(1988年)での陸上100mベン・ジョンソンのドーピングや聖火での鳩の丸焼き、スペイン・バルセロナ大会(1992年)での水泳200m平泳ぎの当時中学2年生の岩崎恭子の金メダル、オーストラリア・シドニー大会(2000年)での田村亮子が柔道で金メダル、高橋尚子がマラソンで金メダル、ギリシャ・アテネ大会(2004年)での日本のメダルラッシュ、中国・北京大会(2008年)での日本女子ソフトボール悲願の金メダルと、オリンピックは、活躍した選手たちの記憶と同時に、視聴者である私自身のその時々における年齢や状況がオーバーラップするまさに歴史の一頁になりうるものであります。

ロンドンオリンピックの結果と私の感想

国別メダル獲得ランキング

今回のロンドンオリンピックで日本選手は、金メダル(7個)、銀メダル(14個)、銅メダル(17個)の計38個のメダルを獲得しました。これは、2004年アテネオリンピックの計37個を抜いて史上最多のメダル獲得数を記録したわけでありますが、アテネオリンピックの金メダル(16個は国別メダル獲得数で5位)に比べると金メダルの数が7個(7個は国別メダル獲得数11位)と少なかったな〜といった感じでした。金メダルの数が少なかった最大の要因は、日本のお家芸 柔道で、男女合わせて金メダルが1個にとどまったことが考えられます。

日本に対する世界各国のスポーツ関連予算

しかし、体操個人総合 金メダルの内村航平選手、サッカー女子 なでしこジャパン、卓球女子団体、バトミントン女子ダブルスが史上初の銀メダルを獲得など、他にもたくさんの感動を味あわせ頂きました。特に日本の女子選手のここ一番の強さは、男子にはない何かを持っているな〜と感心しました。ロンドンオリンピックも終わり、本物の世界の戦いを観た後で、テレビはまた "ワイワイ、ガヤガヤ" 中心の質なくつまらない物になっていき残念ですが・・・。
これだけの勇気と感動とサムシングエルスを与えてくれるオリンピック、今回、国のスポーツ関連予算の増加によって史上最多のメダル獲得数を記録できた事も見過ごせない以上、せめて諸外国並に予算を付けてもいいのではないかと一人思う私でした。

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